疲労骨折
疲労骨折は全身の骨に起こる可能性がありますが、圧倒的に下腿(かたい)に多く発症します。
発症の多い骨は脛骨(けいこつ)→中足骨→腓骨(ちゅうそくこつ)→舟状骨(しゅうじょうこつ)→踵骨(しょうこつ)→大腿骨(だいたいこつ)の順で多いとされています。


【足全体を表す用語】
・下肢(かし):股関節から足先までの全体を指します。上肢と対になる概念で、看護記録では「右下肢に浮腫あり」などのように使用されます。
引用:レバウェル看護
・大腿(だいたい):股関節から膝までの太ももの部分。例「右大腿前面に皮下出血あり」
・下腿(かたい):すねのこと。膝から足首(足関節)までの部分。
当院には、病院や他院で改善しなかった陸上競技の痛みで来院される方が多くおられます。
「この痛み治るのかな?」という違和感じた時点で、早めの施術が復帰までの最短ルートになります。まずはお気軽にご相談ください。
事前予約の上、来院ください。症状を徒手検査の上施術させていただきます。
これは脛骨を前から見た図ですが、左右に緩やかに弯曲しているのがお分かりいただけると思います。

これは脛骨を横から見た図です。
前方に向かって弯曲しているのがお分かりいただけると思います。

このような形態的特徴があるため、スポーツによるストレスが脛骨に集中してかかってしまいます。
ここではシンスプリントと鑑別が必要な脛骨の疲労骨折の解説をします。
脛骨の疲労骨折は、疾走型と跳躍型に分類されます。


赤丸の部分に痛みが出るものは疾走型、緑丸の部分に痛みが出るものを跳躍型の疲労骨折といいます。
特にシンスプリントと鑑別が必要になってくるのは、同じような場所に痛みが出る疾走型の疲労骨折です。
突然痛みが発症し運動の継続が困難になり、歩行時にも痛みがある場合が多く、患部は少し腫れ痛みが限局している場合が多いです。数日のスポーツ中止にて痛みは消失しますが、また運動を行うことで痛みが再発する場合が多いです。
下記の3点に当てはまる方は、疲労骨折を疑います。
- 限局した圧痛
- 疼痛の遷延
- 急激な発症
全年代に発症する可能性はありますが、15~17歳の発症が最も多いとされています。この年代は練習量が多くなり、トップレベルの運動を行うためです。しかし最近ではマラソンブームもあり、青壮年(16歳~50歳くらい)の発症も増加しています。
- オーバーユース(使いすぎ)
- 足部の形態異常
- 筋肉の柔軟性不足
- 筋力低下
疲労骨折が疑われる方に関しては、まずスポーツの中止を指示いたします。疲労骨折は安静にしていれば治癒するものがほとんどです。
その後、早期復帰に向け症状の原因に対する施術を行っていきます。足部の形態異常に対してはフットプリントを撮り、異常がある場合はインソールを処方します。下腿の柔軟性不足に対してはマッサージ・ストレッチを、筋力不足には患部以外の筋トレ(タイルギャザーetc.)を行います。この時期の筋トレはIndepth(筋トレマシーン)を使うと関節の動きを伴わないので大変有効です。


疾走型疲労骨折は、運動中止により2ヶ月程度でスポーツに復帰出来る場合がほとんどです。跳躍型疲労骨折は、症状が遷延しやすくスポーツ復帰に長期間を要する場合が多いです。
脛骨疲労骨折の発生部位による分類
疲労骨折が生じ、痛みが出る部位によって、3つのタイプに分けられます。
・疾走型疲労骨折:脛骨の上1/3の部分に生じる。→陸上競技など、走ることが多いスポーツに生じやすい。比較的治りやすい。・跳躍型疲労骨折:脛骨の中央1/3の部分に生じる。→バレーボールなど、ジャンプ動作を伴うスポーツに生じやすい。難治性とされる。
・後内側型疲労骨折:脛骨の、主に下1/3の部分で、後内側に生じる。→様々なスポーツで生じ、発生頻度が最も高い。比較的治りやすい。
引用:スポーツ外傷・関節温存手術札幌スポーツクリニック
当院では、疾走型の疲労骨折が疑われた場合は、発症から2週間程度経過してもなお痛みが引かない方に関して、提携先の病院を受診していただきます。
なぜ、発症早期に病院を受診していただかないかというと、疲労骨折は早期にはレントゲン上異常が現れない場合が大半であるためです。病院でも症状から疲労骨折の疑いと診断され、安静を指示され痛みが引かない場合は再度受診するよう言われる場合が多いです。
しかし、大きな大会前や跳躍型疲労骨折が疑われる場合などは、発症早期でも病院を受診していただく事をお勧めしております。その理由としては、病院でMRIを撮ってもらうと早期の疲労骨折も診断可能で、大会に出場できるかの判断材料になるためです。
また、跳躍型の疲労骨折の場合は疼痛が遷延しやすく、早期の施術が大切で症状が強い場合にはギプスによる施術を行うこともあり、早期に疲労骨折であるかを判断する必要があるためです。シンスプリントだと思っていたがなかなか痛みがとれない場合は、疲労骨折が起こっていることがあります。このような時は無理して練習を続けずに、お早めに医療機関を受診される事をお勧めいたします。
「このくらいなら大丈夫」と我慢してしまうと、復帰までの期間が長引く可能性があります。早期施術は復帰を早めるだけでなく、パフォーマンス向上にもつながります。ご相談・ご予約はお気軽にどうぞ。
みやはた鍼灸整骨院(京都市南区/JR西大路駅より徒歩約4分)
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