腰椎分離症は、思春期に起こる腰椎の疲労骨折のことで、特にスポーツ選手に多く発症します。
青丸の部分に疲労骨折が起こっています。
腰椎分離症(ようついぶんりしょう)
腰椎分離症(ようついぶんりしょう)(以下分離症)は、椎弓(ついきゅう)と呼ばれる腰椎の後方部分が分離した状態のことを指します。疲労骨折が原因と考えられており、成長期のスポーツ選手に多発します。日本の一般成人では約6%(男性8%、女性4%)に認められます。
引用:独立行政法人国立病因機構村山医療センター
赤丸の部分に痛みが発症します。腰であればどこにでも痛みが発症するわけではなく、腰椎の下部に多く発症します。腰椎の5番目、4番目、3番目の順に好発します。
腰をそらした時の痛みが特徴的です。また、腰椎の棘突起(中心の骨)を押さえた時に痛みが出る場合が多いです。
13~17歳に発症する事が多く、16歳が最も多いとされています。
腰椎分離症の施術は、分離部(疲労骨折部)の癒合を目指す施術と、癒合は目指さず痛みを取る施術に大別出来ます。
分離部は疲労骨折を起こしているので、疲労骨折が発症して2ヶ月以内なら癒合する可能性があります。この場合は、提携先の病院でレントゲンやMRI、CTを撮影してもらい、癒合可能か判断していただきます。
癒合可能となれば、スポーツを完全に中止し(体育も中止)6週間~3ヵ月くらいを目安に硬性コルセットにて固定を行います。硬性コルセットを装着中の施術は、筋肉の張りを改善する目的として、トリガーポイントマッサージを行います。
この時に伏臥位(下向けに寝た状態)でのマッサージは分離部に負担が掛かるため、側臥位(横向き)で行います。その後、患部に負担のかからないストレッチや筋トレを徐々に行っていきます。
分離部の骨癒合が期待出来ない例は、発症後3ヶ月以上経過していて、患部に骨折治癒機転が働かなくなった方です。また、大きな大会前・最後の大会前等で運動の中止が出来ない方は痛みを取る施術を行います。これらの方は軟性コルセットを装着した状態で、腰を反らす動作は極力控えながら、スポーツも可能です。
施術はトリガーポイントマッサージやトリガーポイント鍼施術、ハイボルト療法を行い、筋肉性の痛みの改善を図ります。そして、患部にかかる負担を改善する目的として、腸腰筋や大殿筋、中殿筋のストレッチを行います。腹筋や背筋の筋トレも同時に行っていきます。
分離部の癒合が得られなかった場合は、将来分離すべり症に進行する可能性があります。すべり症は腰痛や足のしびれの原因となる場合がある疾患です。左の正常な腰椎と比べて、右の赤矢印の部分が前方にすべっています。
ですので、当院では分離部が癒合可能な場合は、できる限り骨癒合を目指すべきと考えています。
しかし、必ずすべり症に進行するということではありません。一流のプロスポーツ選手でも、分離症の方はおられますし、全く症状も無くプレーされている方も多くおられます。
左の正常な腰椎と比べて、
右の赤矢印の部分が前方にすべっています。
当院には、病院や他院で改善しなかった陸上競技の痛みで来院される方が多くおられます。
「この痛み治るのかな?」という違和感じた時点で、早めの施術が復帰までの最短ルートになります。まずはお気軽にご相談ください。
みやはた鍼灸整骨院(京都市南区/JR西大路駅より徒歩約4分)
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